懐かしい写真
ケイタイのデータフォルダSDカードに移す作業してたら
出てくる出てくる懐かしい写真
布団に入れば 帯広で一緒に寝てたこと、オヤジっぽい寝息とやわらかでこうばしいポップコーンのようなニオイ、足元で感じるどっしりした重みを
半纏を羽織れば 裾に顔を突っ込んで膝に載って甘えてくる温もり、毛並みのさわり心地を思い出す
夕飯の買い出し、長崎屋までいつも一緒にいったっけ
夏休みにペンションに泊まったのは、同じ部屋で眠った最初で最後の一緒のお泊まり旅行
芽室公園でサッカーをしたときは、夫とも嬉しそうに遊んでいたのにな
さかのぼればきりがなく
特に実家時代はロックにとって一番楽しかったころ
沢山の家族、沢山の生徒さんや ご近所さんにも愛されて
初めてうちへ来た日
受験まっさかりの私と姉に近づきたくて
ハウス代わりのダンボール箱を中から押してくっついてきたこと
母の手編みの黄色い首輪
びっくりするほどの勢いで平らげたフード
新しい家が心細くて母がずっと抱いて初めて眠った様子も
つい最近のことのような、とても遠い昔のような不思議な気持ちです
もうすっかり食べなくなって
大好きな牛乳も キュウリのしっぽも ちくわも トマトも バナナも パンの耳も
ほんの少し、フードは見向きもしない
トイレにも行けない
体重は23キロを切った
母から断続的に届く近況メール
たった一月前 K太とボール遊びしていたロックが急速に衰えていく
腫瘍の生検結果は絶望的なものでした
間に合うか、あえるかわかりませんが、18に札幌へ向かいます
お別れをいうために
いつまでもあいしていると、伝えるために
実家に返したことで自分を責め続けてきたけれど
今となっては、育った家で、よかったと思います
まるで手術しても働き続けなければならない母に
これ以上負担をかけないために死に急いでいるような容体の急速な悪化は本当に心苦しいです
でもそんなロックだから、きっと家族が集まるのをまってくれるんじゃないかと思ってしまう、自分勝手なずるい人間です
どこでもドアがあればいいのに
2014.09.15 | | コメント(0) | トラックバック(0) | あれこれ